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富士登山日記2004

去年、散々な目にあって懲りたはずの富士登山に再度チャレンジすることになった。これが人々を引きつけてやまない富士の魅力であり魔力なのであろうか。登るには登ったが悪天候で山頂からの景色を眺められなかった。それが、この1年間心の隅に引っかかっていたのだ。パートナーは当然Aである。

 今年は、去年の教訓から天候も安定してくる7月下旬に決行することにしたのだが、こればっかりは確率のモンダイであり、ほとんど運任せ、天任せなのだ。ルートは須走口から登ることにして、オレが車を出し運転することになった。基本的なスケジュールは去年と同じで、夕方前までには五合目に入り、車内で仮眠してから未明にアタック開始。午前中に登頂して下山後に麓で一泊。宿はもちろん一年前と同様に『泰平館』だ。先回の秘密兵器であった酸素のスプレー缶は去年の体験で必要ないということが分かった。ゼリー飲料やチョコレートは大変重宝したので今回も持参する。それから、新兵器として古くなったスキーのストックを杖代わりに持って行くことにした。

消防団のポンプ操法の選手になってしまったため、春から毎日朝練で足袋を履いてアスファルトの上を走っていたので、足首を痛めて医者通い。さらに、出発日の前日と前々日に大雨での冠水のため、これまた消防で出動。極めつけは当日の朝、車のバッテリーあがりときた。前途多難、先行き不安なのだ。早急に充電して、1時間遅れでAを迎えに行った。

 今回は関東経由だ。関越道をひた走り、鶴ヶ島から圏央道へ。しかし、全線開通していないため日の出ICで降りて八王子から中央道に乗り山中湖ICまでフル充電していないバッテリーに不安を抱えながら突っ走った。

 富士山に登る前に身体を清めようと、2時少し前『紅富士の湯』に到着。露天風呂から富士を見るとモノの見事に雲がかかっている。

 コンビニで食料の買出しをして、ふじあざみラインの終点、東口とも呼ばれる須走口新五合目に到着したのは4:20。

 着いて驚いた。河口湖口は華やかな大観光地だったのに対して、ここには山小屋というか売店が2軒あるだけで駐車場も舗装されてない。『るるぶ』である程度情報はあったが、ここまで河口湖口と違うとは思わなかった。昔ながらの登山口といった風情である。警察の詰所があったので一応、登山計画書を提出。空を見上げれば、青空が広がっていて下界も見渡せる。しかし、山頂付近だけは雲に覆われている。

 コンビニ弁当を食べ、6時半、早々に車内に寝床をつくり寝ることにした。しかし、なかなか眠れない。8時くらいにトイレに行った。少しひんやりして気持ちイイ。ブラブラしていると天体望遠鏡で空を見ている人がいる。話しを聞くと、山頂の少し横に木星が見えるのだという。目を凝らして見ると肉眼でも見ることができる。しばらく見ていたがすぐに富士の陰に隠れていった。

 結局、寝ついたのは9時を回っていた。

 1時に起きたがやや睡眠不足。しかし、次第に気持ちが高ぶってくる。準備を開始。とりあえず雨の心配はなさそうだ。

 1:45、2度目の富士山頂目指してスタートした。前回よりまぎれもなく確実に、ひとつ歳をとっているにもかかわらず、この1年間トレーニングすることもなく今日に至った。また後で泣きをみることが大いに予想されるのだ。

 売店の前を通りしばらく進むと樹林帯に入り、道も急な上り坂になってきた。慌てず、急がず一歩一歩確実に歩を進める。だんだん暑くなり長袖の上着を脱いで、半袖のシャツになった。靴の中で足が少し擦れてきたため、大事にならないうちにカットバンを貼って予防する。

六合目を過ぎ、周囲の緑は次第に減ってきて、森林限界を超え眺望がひらけてきた。振り返ると御殿場市の夜景が見える。オレ達二人以外は、ほとんど登山者の姿はなく、だいぶバテながらも、ゼリー飲料とチョコレートを口に含みながら順調に高度をかせぐ。しかし、高度が上がると同時にだんだん風が強くなってきて体温が奪われる。また長袖を着込み、「ヨッコラショ、ヨッコラショ」と歩くが、さらに高度が上がると、さらに、さらに風が強くなってきて、さらに、さらに、さらに体力の消耗が激しくなってくるのだ。

 やがて東の空が白みはじめてきた。
「おい!そろっとだぞ」
「そうだな。いよいよだな」
疲労のため、口数が減っていたオレ達は、久しぶりに言葉を交わした。二人してザックを背中から下ろし、中からビデオカメラを取り出しスタンバイする。
「やっと、御来光を拝めるなぁ」
「去年は、御来光の御の字も見れなかったからな」

 カメラを構えて、しばらく待っているとちょうど山中湖の遥か後方の雲の上から太陽が顔を覗かせてきた。時刻は4:48。
 どうってコトない日の出なのだが、富士の上から見ると神聖な気分になる。

 御来光を拝み、明るくなってきたおかげか少し元気になってきて登り始めたが、基本的にかなりヘタッているわけで、そんな急に体力が回復するわけもなく、またすぐにペースダウン。

ポツリと顔に水があたった。
「ん?」
ポツリ、ポツリ
「え? 雨だ!」
あわててレインウエアを取り出す。
「マジかよぉ〜」
Aが悲痛な声を出す。

 しかし、幸いにも雨はすぐあがった。

 八合目に到着すると、一挙に人が増えた。河口湖口と合流したのだ。さらにツアー客らしき集団が大挙して下山してくる。山頂を見上げるとあいかわらず雲の中だ。富士のピークはまだまだだが、オレの疲労はピークに達していた。
「なぁ、山頂行っても去年みたいに、また真っ白けみたいだ。オレはここで待っているから一人で登ってきてくれ」
と、Aに『登頂諦め宣言』及び『オメさんチョット一人で登ってきなされ提言』をした。しかし
「ダメだ! 二人で行くんだ!」
と、お許しをもらえず渋々登る。

 だが、ゴールが近くなると身体のどこに隠れていたのか、元気が出るもので九合目過ぎるとだいぶピッチが上がってきた。この辺りを登っていると、去年もそうだが下山して来る人が声をかけてくれるのだ。
「モウスグアルヨ。ガンバルアルヨ。ワタシチュウゴクジンアルネ」
「ガンバッテクダサーイ。モウチョットデース。アイアムアメリカジーン」
等々、外国人にも励まされた。

 8:20、登頂。『るるぶ』によると、河口湖口より早く登れるはずだったが、逆に時間がかかってしまった。

「去年の登りより辛かったわ」
と、オレ。
「でもまぁ、なんとか登頂できてヨカッタな」
と、A。

 しかぁーし、しかしなのだ。案の定、マッシロケなのだ。去年と同じなのだ。しばし、二人で本来なら山中湖辺りが見えるであろうマッシロケな空中をボンヤリと虚ろな目で見ていた。
「今年もまたダメか」
と、Aがポツリと呟く。
「ツイてないな」
と、オレがうな垂れる。

 しかぁーし、しかしなのだ。よく見ると僅かながら雲の切れ間から下界の景色が見えてくるではないか。強風が幸いして雲を吹き飛ばしているようだ。

「おい! こりゃイケるかもしれないゾ」
オレはやや興奮気味に言った。

 みるみるうちに雲は晴れてきて アレよアレよという間に下界はもとより、遥か遠くの山並まで見渡せるようになった。

「凄い変わり様だな」
Aはやや呆然として言った。

 早速、去年は活躍の場がなかったビデオカメラを再度取り出し、富士山頂からの景色を撮影する。

 山小屋に入りおでんを食べてしばらく休憩。今年は天候はイイが体力的にお鉢巡りは断念することにして、富士銀座と呼ばれる山小屋街を抜け、火口の脇から斜面を登りビデオ撮影をしていたが、風はいっそう強まった感じがする。突風が吹いて飛ばされそうになり、火口に転げ落ちそうになった。

 天気はさらに良くなってきたが、なんせ風が強く寒くなってきたため、早めに下山することにしたが、去年の下山時の地獄の苦しみが脳裏をよぎる。しかし、
「須走口の下山道は砂走りもあり、快適に下れて時間もかからないというから大丈夫だろう」
と、基本的にネガティブなオレだが、自分に言い聞かせるようにプラス志向な人を装い、10:00ちょうど、山頂を後にした。

 そこそこ快調に進み、八合目で間違えて河口湖口に下りないように気を付け、七合目からいよいよ砂走りなのだ。今回のために購入したスパッツを足に装着し、いざ突入!

 火山砂が堆積した斜面につけられた道は、ほぼ直線に下っている。柔らかい砂が足への負担を軽減してくれるが、急斜面なのでスピードがどんどん出る。砂走りといっても拳大ほどの岩がゴロゴロしていて、けっこう危険なのだ。転ばんようにもう必死! この砂走り、確かに早いっちゃ早いが、イイ気になって走ったため、その後、足にきた。足、ガゴガゴ。

 砂払五合目で、砂走りは終わり、休憩所にたどり着く。ここから須走口駐車場まであと2キロ、約30分だそうだ。一息ついてから下り始めたが、ここからの最後の樹林帯のコースは思ったより苦しくなく快調に進み1時頃に無事、新五合目に到着。

 早々に着替えて、ふじすさみラインを戻り、宿を目指した。昨日の夕方以降、簡単な行動食だけでまともに食べていないし、ナニより喉がカラカラだ。下山中の水分補給も極力我慢していたのだ。それもこれも、1杯のビールのためだ。2時半過ぎに、『泰平館』に着き、車を置かせてもらうとすぐに徒歩5分くらいのところにある中華料理屋まで歩き店内に入った。

「おねーさん、生ビール二つね」
Aが席に着くのももどかしく注文する。あとテキトーにつまみを頼んでビールを待つ。
「はい、お待ちどうさまでした」
と、オレ達の前にそれは置かれた。
「いやいや、お疲れさんでした」
「いやいや、まぁとにかくナンちゅーか、そのぉー、お疲れさん」
と、二人はグラスを合わせた。
「くぅ〜!」
「うめぇ〜!」

 チェックインをして、早速風呂に入ってから去年と同様に、夕飯まで軽く寝た。夕飯時に広間に行くと、今年はカップルや家族連れなど数組のお客がいる。Aと2度目の富士登頂を祝って再度乾杯をし、料理を堪能して部屋に戻る。窓から富士山を望むことができ、真っ暗なその中腹の斜面に山小屋の灯りがポツポツと見える。
「ほんの数時間前まではオレ達もあそこにいて悪戦苦闘していたんだよなぁ」
と、しみじみ思う。しばらく、何気なくテレビを見ていたが、
「オレ、もう1回風呂に行ってくるけど、どうする。行くか?」
と言ってAを見たら
「ZZZ・・・」
であったので、一人でザブンとしてきて10:30に寝た。

 5:30起床。窓を開けると晴れていて、富士もその全容を見せている。昨日の今ごろは七合目辺りだろうか?

 朝風呂に入って、朝食をとり8:30、チェックアウト。

 往路とまったく逆のルートを走り、関越道の渋川伊香保ICで降りた。今日はこれから温泉三昧で帰ることにしていた。その第1弾として四万温泉に向かうのだ。昼食を食べ、R353で四万に入り、温泉街を抜けて四万川沿いに走り、ダムの横を通り過ぎ、赤沢橋の手前の右手にある駐車スペースに車を停めた。すでに車が3台停まっている。
「先客かな?」
それから橋の左方向へ渓流に沿って砂利の林道を歩くこと約15分、知る人ぞ知る、知らない人はマッタク知らない、秘湯『湯の泉』の湯煙が左手に見えてくる。

 脱衣所なしの無料混浴露天風呂で湯舟は広々としていて10人はゆったりと入れる大きさだ。やはり先客がいた。中年のオトーさん、30才前後くらいのアンちゃん、そして、40才過ぎくらいの入墨をしたニイーさんと、そのオンナらしきネェーさんである。少し離れた岩の上で服を脱ぎ、やや恐縮しながらチャポンと湯に浸る。天気は快晴で緑が眩しい。
「気持ちイイなぁ」
ネェーさんはケッコウ美人でタオルも巻いていなく胸の先っぽがチラチラ見えるのだ。あまりマジマジ見てるとニイーさんから
「この野郎!チラチラ見るんじゃねぇ!」
と、怒鳴られ殴られ蹴ッポラレてもマズイので遠慮がちに、チラッ、チラッてなカンジで見ていた。

 気温もかなり上がってきていて、ニイーさんは岩の上の木陰で裸のまま昼寝をしている。すぐ横を流れる渓流の水がキレイで透明度が高く、ちょうど岩場で小さな滝のようになっている。そこで、火照った身体で冷やすため、そこに飛び込んだ。
「冷てぇぇ〜! でも気持ちイイ〜!」
Aも続いて入り、アンちゃんも入ってきて、みんなで子供のようにハシャイでいた。

 2時少し前に『湯の泉』を発って、湯巡り第2弾である尻焼温泉に向かい約1時間後に到着。

 花敷温泉の約1キロ上流にある長笹沢川の露天風呂は堰き止められた川が、いわば丸ごと湯舟になっていて川底のいたる所から温泉が涌き出ている。このように川全体が野天風呂になっているのも珍しいそうだ。そのため温度も場所によってはマチマチでそれぞれが適温のトコを探して入っている。お湯に浸かるというか川遊び感覚で水着姿で遊んでいる人たちも見うけられる。

 渋川から来たという70才くらいの男性と話しをした。長男は公務員で次男に自営の店を任せて年金暮らしだそうだ。富士登山の帰りだと言うと、
「ワシも若い頃、自転車で富士山まで行って、登ったことがある」
と、言っていた。

 草津を経由して志賀高原を下り、途中にある志賀高原最古のお湯と言われる熊の湯温泉に立ち寄る。第3弾、そして本日最後の湯なのだ。『熊の湯ホテル』は、まるで入浴剤を入れたかのような黄緑色の珍しいお湯で、硫黄やマグネシウムが多量に含まれていて、その成分もかなり濃いのだ。趣きのある総檜造りの内湯にまず入る。お湯を口に含むと強烈な苦味がある。露天風呂に入ってみると、湯舟はそんなに広くはないが、こちらも黄緑色のお湯が満ちている。実はここには、会社の『温泉友の会』で以前に来たことがあり、そのメンバーの一人、ちょっとトボけて、かなりマヌケなEさんがお気に入りのお湯で、コトあるごとに
「熊の湯のお湯はイイよなぁ〜」
と、言うのであった。

 新井で夕飯を食べて帰宅したのは9時になっていた。

あとがき
 2回目の富士登山も苦しかった。なんせとにかく下山が地獄だった去年の方が、登り下りのトータルで考えるとキツかったが、登りに限って言うと今年の方がナンギかったような気がする。しかし、強風に悩まされたものの、御来光は見れたし、山頂からの眺望も楽しめた。オレ達が登った前日は風雨共に強かったらしいので、それに比べればまだ恵まれていたようだ。ともかく、これが最後の富士登山になるでしょう。と、言いながらも、酒を飲むと
「次は、御殿場口からだな」
と、オレと悪友Aは盛り上がるのであった。
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